外来診療担当表

診療科・各部署紹介

                                                                                                    
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泌尿器科

診療科紹介

 近年泌尿器科の疾患は特に平均寿命の延びた先進国中心に 非常に重要な問題になっております。 当科においては泌尿器科での悪性腫瘍の診断・治療についてとりわけ力を入れております。

泌尿器科の代表的悪性腫瘍
 1 前立腺癌
 前立腺癌は早期には症状は全くありません。 根治するには早期に発見し早期に治療する必要があります。 癌の中でも現在、非常に増えている癌の代表格です。 PSAという血液検査で調べる 前立腺癌マーカー検査にて癌早期発見が可能になっています。 治療には手術 放射線 ホルモン療法 などがあります。

 「前立腺生検」
 前立腺癌診断を行う非常に重要な検査です。肛門から細いエコー検査道具を挿入して針で前立腺組織採取を行います。 当院では早期発見のため適応の患者さんには早期に前立腺生検を推奨し基本的には一泊入院での検査をおこっています。 特に強い痛みもなく通常10分程度で検査は終了します。1週間程度で病理検査結果の確定診断を説明いたします。

 「前立腺全摘手術」
 早期癌いわゆる前立腺に限局した癌の症例の患者さんが対象であり、癌の根治には必要不可欠な手術です。 対象患者さんにはできるだけ速やかな手術施行を行い 前立腺癌完治目指しています。 手術方法としては 腹腔鏡下手術 ロボット支援手術 下腹部開腹手術 会陰部切開手術 などの方法があります。 それぞれ利点があります。当院では現時点では 下腹部小切開での手術で前立腺全摘手術を行っております。 手術には二週間程度の入院が必要ですが、退院後すぐに通常の社会復帰、運動などは可能です。

 「前立腺全摘手術の工夫:尿失禁予防 勃起神経温存」
 前立腺周囲 尿道の周囲の微細な筋組織を丁寧に剥離して温存しております。 さらに出血しやすい静脈叢の止血処置においても基本的には1−2針の縫合止血で対処してます。 尿道括約筋 尿道周囲の筋組織の機能保持のためできるだけ熱の発生しない道具で手術を行っています。 このような積み重ねた工夫から、術後の尿道カテーテル抜去直後から、自尿が順調にみられ、尿失禁が全く無いケースも少なくありません。 尿失禁についてはかなり速やかに消失に向かう術後成績となっております。このような丁寧な手術を行う結果勃起神経も最大限に機能が 残されます。しかも前立腺の皮膜を確認し摘出も行うため癌の根治性には何ら悪影響はありません。リンパ節の摘出も一部症例には行いますが 手術時間は2時間半から長くて3時間程度であります。

 「進行期の前立腺癌の治療について」
 ホルモン療法(内分泌療法)も基本的に外来通院加療で多くの患者さまに施行しています。 またホルモン療法が効かなくなった患者さんにもさまざまな抗がん剤の投与についてここの症例に応じて工夫して加療しています。 ドセタキセル単独投与:頻回少量投与 一回大量投与など またステロイド投与 UFT(抗がん剤)投与などの併用、などなど種々の症例や治療反応に応じて対処しています。 絶対あきらめずに最大限の工夫で治療にあたっています。

 2 膀胱癌
膀胱癌は多く血尿で初診されることが多い疾患で喫煙が最大の原因であります。 尿道からの内視鏡手術で加療することが基本ですが、問題な膀胱癌は周囲に浸潤するタイプや悪性度の高い膀胱癌です。 これらは治療のためには膀胱全摘手術が必要になります。
 
 「膀胱全摘手術と尿路変更手術について」
 当院ではあらゆるタイプの尿路変更手術を行います。 また根治性を最大限にあげるため広範囲でかつ正確なリンパ節摘出手術も追加しています。 尿路変更手術には、尿管皮膚ろう、回腸導管、回腸新膀胱の三つがあります。

 回腸新膀胱増設手術
 おなかにストーマが無く、術後も自然に排尿できる手術術式です。 簡単に言うと、小腸で新しい膀胱を作って植えつける手術です。 大きな手術であり術者に手術の経験が必要な、いわゆる難しい手術の部類に入ります。 当院は回腸W字型新膀胱形成手術を採用しています。今までの症例では全例順調な自然排尿が可能で 持続的尿失禁や自己導尿が必要な症例は一例もありません。しかし手術できる症例は一定の条件を満たすことが必要です。 そのため膀胱がんで全摘する患者さん全員に回腸新膀胱が行えるわけではありません。 しかし、適応症例では非常に快適な術後生活が可能になるので、積極的に推奨しています。


 3 腎臓癌
 頻度的には前立腺癌や膀胱癌よりも低くそれほど一般的な悪性腫瘍ではありません。 早期の腎臓がんでは後腹膜鏡下腎摘出手術、あるいは症例によっては腹腔鏡下腎摘出手術などの内視鏡手術を行います。 小さい癌であれば腎臓をほぼ残して腎癌部分切除手術も可能です。 これら手術の場合には入院期間は10日から14日程度になります。 しかしやや浸潤性やリンパ節摘出の必要がある症例、腎臓の静脈まで腫瘍がすすんだ症例では腰部斜切開や腹腔到達法での開腹腎摘出手術を行い根治性を最優先します。 腎臓癌ではありませんが尿管癌 腎盂癌も早期症例では同じく後腹膜鏡下腎尿管摘出手術を行います。 しかし尿管や腎盂の癌では少しでも進展疑うのであれば広範囲にリンパ節の摘出することが根治性上昇に直結します。 これら症例では開腹および腹部大動脈や下大静脈周囲から腸骨血管周囲まで含めた広範囲の後腹膜リンパ節摘出(かくせい手術)を行います。  


 平成23年4月から泌尿器科指導医一名が佐藤病院にて常勤医師となり、診療開始となりました。特殊医療法人美杉会の佐藤病院はじめ、男山病院、他関連医療施設、在宅患者など法人内全体の泌尿器科関連患者さんの診療にあたっています。担当医師は京都大学医学部卒業後、京都大学付属病院、大阪赤十字病院、洛和会音羽病院など急性期総合基幹病院の臨床第一線で泌尿器科専門医・指導医として研鑽してまいりました。佐藤病院におきましても、疾病の治療のみならず、生活の質が保たれたより良い泌尿器科診療提供したいと思います。


「男性不妊症外来 始めました」
 平成23年4月1日から 美杉会 佐藤病院泌尿器科常勤医師として着任しました北村でございます。このたび地域婦人科病院・医院の先生方中心にお知らせがございます。私前任病院では京都市内地域中心に婦人科の諸先生方と協力の元、男性不妊症診断加療に従事して参りました。このたびこの枚方・樟葉・京阪沿線地域の基幹病院のひとつである佐藤病院に赴任し男性不妊症診療も開始していきたいと思います。気になります症例があればご紹介ください。診断治療、無精子症症例の精子採取まで全般的に行って参ります。



外来診療担当表

 
午前診 北 村 北 村
夜 診 木下/中川 北 村 松 田 北 村  

 ※平成23年5月現在


医師紹介

【常 勤】
医 師 学 歴 資格等

北村 健
(医長)

京 都 大
(平成10年卒)

日本泌尿器科学会(専門医)


【非常勤】                           ※50音順
医 師 学歴・専門領域
木下 秀文
京 都 大(昭和63年卒)
中川 雅之

関西医大(平成 8年卒)

松田 公志

京 都 大(昭和53年卒)



泌尿器科の主な疾患および治療について

●尿路感染症:膀胱炎 尿道炎 腎盂腎炎などの診療 抗生剤投与など尿路感染症:膀 胱炎 尿道炎 腎盂腎炎などの診療 抗生剤投与など

●前立腺肥大症:薬物療法 内視鏡手術療法など

●尿路結石症:薬物治療 内視鏡手術など

●膀胱がん:内視鏡手術 膀胱全摘出手術 回腸利用の代用膀胱作成手術(自然排尿型
 )もしくはストーマ形成 新しい抗がん剤加療(カルボプラチン、ゲムシタビン)

●前立腺がん:薬物療法 内分泌療法 尿失禁や勃起障害の危険性低減させた前立腺全 摘出手術療法 ドセタキセルに代表される抗がん剤加療。

●腎臓がん:手術療法 体腔鏡下手術 免疫療法 分子標的薬にての治療。

●女性尿失禁:薬物療法 経膣的な手術療法。

●男性不妊症:診断 加療まで一連 顕微鏡的な手術療法 精子採取施術。

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