外来診療担当表

診療科・各部署紹介

外来診療担当表 医師紹介 特長
平成29年4月更新

消化器内科

 上部消化管(食道・胃・十二指腸など)、下部消化管(直腸・結腸・盲腸など)、肝臓、胆嚢・胆管、膵臓など消化器全般の診療を行っています。
 内視鏡検査・治療を、非常勤医3名で行っています。電子内視鏡システム2台を備え、うち1台は狭帯域光観察可能な拡大内視鏡ファイバースコープ(後述)はもちろん、側視鏡や処置用のウォータージェットスコープ、細径ファイバー (後述) など高性能機種を導入しており、あらゆる検査・治療に対応しています。
 その他、内視鏡技師の資格を持つ看護師を中心に、感染防御にも力を入れています。内視鏡の洗浄は高水準超音波洗浄機3台を用い、一検査ごとにマニュアルを遵守して洗浄・消毒・殺菌を行っています。
特長

内視鏡検査担当表(平成30年6月現在)

 
午 前 安 立 高 野 若 月 安 立 高 野 非常勤医
午 後 安 立 高 野 若 月 非常勤医 高 野
(1.3.5週)
/武 尾(2.4週)
非常勤医
 (初診受付)8時30分~11時30分  (再診受付)7時~11時30分

医師紹介

【常 勤】
医 師 学 歴 資格等

壷井 和彦
(部長)
消化器内科

京都大
(昭和53年卒
) 

日本外科学会認定医・専門医
日本消化器外科学会認定医
日本医師会認定産業医
第1種放射線取扱主任者
ジオン注講習会修了

高野 聡
(医長)
消化器内科

高知医大
(平成7年卒)

日本内科学会
 認定内科医・専門内科医
日本消化管学会
 胃腸科認定医・胃腸科専門医
日本消化管学会
 暫定胃腸科指導医
日本消化器内視鏡学会
 消化器内視鏡専門医
日本消化器病学会
 消化器病専門医
日本医師会認定産業医

藤島 由佳
(医長)
消化器内科

福井大
(平成12年卒)

日本外科学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医

安立 英矢
(医長)
消化器内科

金沢医大
(平成14年卒)

日本内科学会認定医
日本消化器病学会専門医


【非常勤】                           ※50音順
医 師 学歴・専門領域

若月 芳雄

京 都 大(昭和55年卒)



特長

●内視鏡検査について

 美杉会の消化器内視鏡検査件数の推移は、下図の通りです。
 内視鏡検査は苦しいと考えておられる患者さんは多いと思います。しかし実際には、医師・看護師の技術向上により、ある程度は患者さんの苦痛を和らげることが可能です。そのため当院では、原則として精密な検査が可能な通常ファイバースコープによる検査をお勧めしています。それでも過去の経験や恐怖心などから少しでも苦痛の少ない検査を希望される気持ちは十分理解できます。そういった患者さんには、細径ファイバースコープ (経鼻内視鏡) や麻酔薬の使用も可能ですので、お申し出いただきますようお願い申し上げます。
 上部・下部消化管の病気の診断・治療はもちろん、内視鏡的逆行性胆道膵管造影検査・乳頭切開術・乳頭拡張術・砕石術なども行っています。また、早期消化管がんなどに対する内視鏡的食道・胃・大腸粘膜切除術 (EMR) なども随時行っています。胆管狭窄に対する胆管ステント留置術消化管狭窄に対するステント留置術も行っています。その他、経皮経肝胆嚢・胆道ドレナージ術などは外科と協力して行います。診断・治療が難しい患者さんは美杉会消化器内科・外科・放射線科合同のカンファレンスで協議して検査・治療方針を決定しています。佐藤病院の消化器内科、外科の医師と協力して治療を行うこともあります。
 消化性潰瘍や胃がん・慢性胃炎の原因となるヘリコバクター・ピロリ菌に対する除菌療法も随時外来にて行っています。この菌は慢性胃炎や胃悪性リンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病などの原因となることも知られており、近年では積極的に除菌治療を行うことが推奨されています。
 最近増加傾向にある潰瘍性大腸炎やクローン病の治療も行っています。内服や点滴だけでなく、血液中の悪玉白血球を除去する白血球除去療法の有効性が高く評価されています。当院でも透析室の協力のもとに積極的に治療を行っています。
 以前より、消化管を使った栄養補給の方が中心静脈栄養(高カロリー輸液)に比べて優れていることが証明されています。口から食べることができない患者さんを在宅や施設で介護される際に比較的管理しやすく、患者さんのQOL(生活の質)も保てる「胃瘻」も内視鏡を用いた小手術 (経皮内視鏡的胃瘻造設術) で作ることができます。
 腹部超音波検査は資格を持った検査科技師と消化器科医師で行っています。特に、診断が難しい場合や治療のための精密検査は医師が行います。
 また、慢性肝炎や肝硬変の治療も積極的に行っています。特に、C型慢性肝炎は週一回投与タイプのインターフェロンやインターフェロンの効果を増強する併用薬の登場により治癒率が飛躍的に向上しました。最も治りにくいⅠa型・高ウイルス量の患者さんを例にとりますと、約15年前まではインターフェロン単独療法で治癒率はたったの5%以下でした。リバビリンの登場で治癒率が40%以上に増えたのが2002年からです。そして現在では第3の併用薬によって治癒率は80%を超えるようになり、標準治療期間も半年まで短縮されています。70歳を超えた患者さんでも治療可能になりました。ですから、以前にインターフェロン治療をされたが効果がなかった方でも試してみる価値は充分にあると思います。B型肝炎に対する核酸アナログ製剤の内服療法とともに、府からの経済的な助成がさらに受けやすくなっていますので、今一度ご相談いただければ幸いです。



●拡大内視鏡検査

 正常組織とがんの見分け方
 ごく早期のがんは、肉眼的には正常組織とほとんど見分けがつきません。しかし、顕微鏡で観察すれば様々な違いがあります。中でも特長的なのは「血管の違い」です。がんは異常に成長が速いので、大量の栄養を必要とします。栄養を得るために血管を異常な速さで構築します。これらの血管は「腫瘍血管」と呼ばれ、正常の血管に比べて密集し拡張・蛇行しています。この腫瘍血管が同定できればがんは見つけられます。しかし、これらは太さ約数10μmの毛細血管です。通常の白色光観察ではいくら目を凝らして見ても限界があります。

 狭帯域光観察(NBI:Narrow Band Imaging)
 そこで、特に血管を観察する方法として狭帯域光観察(NBI)が開発されました。 NBIとはヘモグロビンが強く吸収する415nmと540nmの二つの波長の光だけを当てて観察する方法です。415nmの光は粘膜表面の毛細血管で吸収され、周囲組織では反射されます。 粘膜表面の毛細血管を茶色く浮かび上がらせ、周囲組織とのコントラストが明瞭になります。 540nmの光はもう少し深部まで透過し、血管で吸収され周囲組織で反射・散乱されます。 粘膜下層の血管を緑色に浮かび上がらせます。この技術により、腫瘍血管を発見することが容易になりました。特に、粘膜の薄い咽頭、食道、大腸では早期がん発見に威力を発揮します。また、粘膜の厚い胃でもがんの深達度(どこまで深く浸潤しているか)診断に役立っています。



●細径ファイバースコープ (経鼻内視鏡検査)

 いわゆる「鼻から入れる細い胃カメラ」です。「胃カメラは苦しい検査だ」と思って敬遠している方は多いと思います。
  実際、一般的に用いられている経口胃カメラは直径9.2~9.9mm程度あります。小指の先ほどの太さですね。口から挿入しますとのどの奥に当たる感じがします。そこで、最近では経鼻胃カメラも普及し発達してきています。これは直径5.2~5.5mmと鉛筆よりも少し細い内視鏡です。鼻から挿入するのでのどの奥に当たる感じは少なく、嘔吐反射も起こりにくいのです。検査中は会話も可能で、身体に対する負担も少ないことが知られています。
 ただし、鼻が細くて通らない方もおられますし、鼻の違和感や鼻出血と言った偶発症が起こることもあります。また、細いがゆえのデメリットもあります。画面が暗く解像度も低いため経口胃カメラに比べると画質は劣ります。また、処置具を通すための孔が細いため止血などの処置や手術はできません。検査時間も長くなります。以上のような理由から、あくまでも第一選択は経口胃カメラです。しかし、「検査がつらい」または「つらそう」ということで病気を見過ごすわけにはいきません。早期発見のためにも、まずは検査を受けていただくことが大事です。どうしても検査を受けることに抵抗がある、以前苦しかったという方は是非、経鼻胃カメラをお試し下さい。        

    



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